いつみても適当

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この前の銭湯 代々木上原大黒湯

 この前も銭湯にいった。行ったのは代々木上原にある、大黒湯だ。そういえば代々木と、代々木上原って名前が似ているのに、結構離れていて、ややこしい。めんどくさいな。

 それはそれとして、大黒湯。入り口からしてゴリゴリ、代々木上原駅近くの住宅街の中に唐突と表れるそこでは、演歌がガンガンにかかっている。何の曲かは全く知らないけれど、美空ひばりみたいな声の女性がこぶしをきかせておぅおぅ歌っていた。

 入り口の前にはコイン式の洗濯機。おじちゃんがシャツとかパンツを洗っていた。

 男、と書かれた暖簾をくぐると、ボクサー犬みたいなみための置物。こちらをにらみつけるように座っていた。

 番頭の席に座っていたお姉さんに金を払い、中に入る。料金は普通で470円、サウナ付きで800円だ。安い。もちろんサウナ付きである。

 脱衣所には普通のロッカーのほかに、縦長のロッカー。仕事の合間に来たのだが、ジャケットもかけられてよかった。

 すっぽんぽんになっていよいよ風呂へ。湯舟の方は水風呂とバイブラ湯と電気風呂の三つ。どれも40度くらいのちょうどいい湯加減だった。

 引き戸をガラッと開けると出てくる電気風呂。湯加減はよかったけれど、びりびり感は少々強めだった。この時は腰の調子もよくなかったので、この日は電気風呂は断念。また次に来た時は堪能したい。

 さて、肝心のサウナはというと、湯舟とは別に入り口がある。扉を開けて入ると、広めのスチームサウナがそこにはあるのだ。漫画を読んだり、本を読んだり、おいちゃんが思い思いに過ごしていた。

 僕がぼーっとサウナ時計を見ていると勢いよく、扉を開けてやってきた、トドのようなあんちゃんは入ってくるなり、「うわぁ~う!!!!」と咆哮のようなうめき声。

 終彼は6分くらい入っていたが、終始うめき声をあげ続けていた。

 こうやって文字に起こすと狂気じみているが、サウナの中で聞くと、実に気持ちよさげで、ちょっぴりうらやましかった。

 僕はせいぜいかぁー、くらいしか出てこない。人のうつわの違いだろうか。

 スチームサウナは実際、うわぁ~うとなるほどの温度かというとそれほどでもなく、90度前後のいい感じ。なれない人でもじっくり入っていられそう。心地よかった。

 水風呂サウナ、交互に決めて、銭湯を後に。

 よき風呂であった。

 終わり

うつ病九段を読んだ

 羽生世代の名棋士として知られる先崎学九段。彼が2018年うつ病を患い棋界を離れていた1年間、事の起こりから回復までの顛末を先崎九段本人がつづったエッセイである。2016年から2017年に棋界を揺るがせた「ソフト不正使用疑惑事件」。その後地に落ちた将棋人気を何とかすべしと先陣を切り奮闘していたのが先崎九段だった。折しも監修を務めた人気漫画『3月のライオン』が実写映画化。気を上げ一人で奮闘していたのだが、仕事は徐々に先崎九段の容量を超えていく。次第に追い込まれ、ついには原因不明の体調不良に悩まされてしまうところから始まる本エッセイ。

 たんたんと感情がなくなり、日々重いうつに悩む自ら、そしてそれに対する家族や仲間の目、それをあたかも俯瞰しているような突き放していくような口調でつづられる、前編。

 回復に差し掛かり、今度は自らの失ってしまった勝負師としての力に気づき自らの今後の身の処し方をどうすべしか、棋界を離れるか否か、苦悩する中編。

 そして回復のめどが立ち、世界が色を取り戻したように、生き生きとした口調に代わる後編。文体によって1年間の様々な揺れ動きがわかるような内容になっていた。

 週刊文春などでも連載を持っている名エッセイストとしての先崎九段の腕がなったという感じである。

 単純に読み物としての面白さだけでなく、時に情報が独り歩きするうつ病が、実際には当事者にとってはどのような病であるのか。感情の動き、回復への道程や家族、知人とのかかわり方、当事者でない人間でもわかるようになっている。

おもしろかった。

 

 

メイドインアビス 深き魂の黎明 レビュー つくしあきひとはやっぱり狂っている(いい意味)

 漫画版から始め、アニメ版にうつり、そしてウェブ連載にうつり、結局つくし卿の策略に負ける形でアニメ映画深き魂の黎明を見てしまった。2時間という短い間で連載機関でいえば2年以上は少なくともあった内容をどうまとめられるのかと思っていたのだが、うまいことまとまっていた。

 PG12 指定からR15指定に変更されて話題になった表現に関しては、実際のところ、漫画版よりはかなりマイルド。映像の美しさも相まって、単にグロテスクなものではなく、表現としても昇華されていたようには思う。だが、やはり小さい子供たちが悲惨な死を迎える、それも信じたものに裏切られて、という表現は社会的なオブラートに包まないといけないものだったのかもしれない。

 個人的にはメイニャがプルシュカだったものをなめげっぷをした後に、ころりと白笛になったプルシュカが出てくるあのシーンが損なわれていなかったのでよかった。戻れぬ旅路、出会いと別れ、人間にはどうしようもない過酷な冒険を挑むがゆえの狂気、否応なしに訪れる命の終わり。

 淡々と、しかし圧倒的な筆致で描かれるあの世界も失われていなかった。さすがである。 

 ただ一つ惜しむらくは、ほっこりパート「マルルクちゃんの日常」である。感情の揺れ動きに耐えられなくなるものが続出するであろう作品であり、だからこそ、上映後に一服の清涼剤的な何か必要であろうはずなのに、それを無視し、何故冒頭に持ってきたのか。

 私個人は「おっふ、やるじゃん」と思ったりもしたのだが、プルシュカがこぼれちゃう! をこれからしかも原作未履修で見る人間もいる想定でやるのは

 

メイドインアビス(8) (バンブーコミックス)

メイドインアビス(8) (バンブーコミックス)

 

 

性格が悪いと思ってしまった。もう少し優しくしてあげてほしい。これもやはり柔和な熊面眼鏡の奥にきらりと光るあの狂気によるものなのだろうか。

 だらだらと感想を書いたが、要するによかった。まだ見ていない人はみたほうがいいかも。

 

 

薬物について知るための本 最近読んだものまとめ

 法律が錯綜していたり、カルチャー的な歴史の皮相もある違法薬物。特に日本は複雑怪奇で調べていて興味が尽きない。ここでは最近自分で読んだ本の中で勉強の役に立ったものをまとめておく

 

薬物依存症 松本俊彦

 日本の薬物依存症治療・研究の第一人者である国立精神神経医療研究センターの松本俊彦先生が書いた薬物依存症に関する知識が網羅的に書かれた一冊。そもそもの薬物とはなにか、薬物に依存するとはどういうことなのか、そしてなぜ人は薬物をやめられないのか。「ダメ絶対」に代表される日本的薬物依存症治療、あるいは薬物と法の作られ方とその功罪。そして海外での事例、本当に必要な治療は何か、という部分を専門的な用語を極力省いて伝えてくれる一冊。

 300ページ以上あって読み応え抜群だが、一度読んでおいて損はない。感情論ではなくエビデンス、そして実際の治療現場から築き上げられた内容。ちょっと左寄りのメディアにでたり、日本の薬物司法にノーを突き付けるような文脈で取り上げられることの多い松本先生だが、実際には硬軟併せ持って何が大切なのか偏りなく指摘している。

よい

 

薬物依存症 (ちくま新書)

薬物依存症 (ちくま新書)

 

 

真面目にマリファナの話をしよう 佐久間裕美子

 主に米国をフィールドにしているジャーナリスト佐久間裕美子さんが、ワイアード日本版で連載していたアメリカでの大麻合法化の流れを追った一連の作品をまとめて書籍かしたもの。

 イデオロギーを挟むことなく、何故大麻合法化が議論の訴状に上がり、そしてそれがビジネスにすら発展していったのか。アメリカのおかれた事情が書かれている。

 医療用大麻の根本的な議論の流れだったり、大麻ビジネス(CBD)も含めて、現状どこをもとにして今はどんな流れなのか、追うのにおすすめ。

 

 

真面目にマリファナの話をしよう

真面目にマリファナの話をしよう

 

 

読んでいる途中のものもあるので、今後も追記します。

 

銭湯 武蔵小山 清水湯

 家に風呂がないので、銭湯かジムにあるシャワーで体を洗っている。今日は外に出る用事があったので、武蔵小山駅徒歩5分ほどの場所にある清水湯に行った。

 場所はこの辺。目黒線武蔵小山駅から少し行った、住宅街の中にある。もともとは大正13年創業の歴史ある銭湯。ただ、今から14年ほど前に改装したとのことで、現在はこんな感じ。近代的な雰囲気のある銭湯だ。どちらかというとスーパー銭湯の類に近いのかもしれない。

 入り口を入ると券売機がある。そこでチケットを購入して入湯という流れだ。ちなみに普通の銭湯料金。入浴は470円、プラス400円でサウナにも入れる。今回は懐に余裕がなかったので風呂だけにしておいた。次回はサウナに挑戦だ。

 男湯の暖簾をくぐり、更衣室へいく。更衣室は広々。四角形のよくあるロッカーだけでなく、長方形の少し大きめのやつもある。中にハンガーとかはないので、スーツはかけられないけれど、かなり荷物はあったも大丈夫な広さである。さすが。

 着替えて、入湯。

 お風呂は全部天然泉とのこと。体を洗ってまずはバイブラバスに入る。名物の黒湯はどうやら少し酸性のようで肌がとろとろに溶けていくような感じがありとても気持ちがよい。

 しばらくしたら、清水湯の名物である露天風呂に向かう。平日の15時頃だというのに露天風呂はイモ洗い状態。しばし椅子で休憩し、頃合いを見計らって、もう一つの名物である小金湯に浸かる。外の空気と冷たい風を感じながら入るのは乙なもんである。

 お湯の温度はどれも40度前後。入りやすい温度ではあるものの、熱すぎず、かといってぬるくはない。最適な温度設定だ。ちんちんに熱いのが好みの人には少し物足りないかもしれないが、長めに使っていたい人には最適な感じ。

 私はといえば交互湯を決めていた。

 3回ほど交互湯を決め、満足したので風呂場を後にした。ロビーの椅子では宮根誠司が勝てるはずもないのにコロナウイルスにけんかを売っていた。コーヒー牛乳150円を飲みながら、隣に座っていたおじちゃんとしばし談笑し、清水湯を後にした。

 全体的にきれいでせいけつ、かつ快適と現代ナイズされた風呂だった。平日の15時頃行ったのにもかかわらず、混雑していたのも納得だ。昔ながらの、という雰囲気ではなかったものの、これも生き残りのための努力なのだろう。

 いいふろだった。

 また行きたい。

 了

懸垂10回ができるまでにやったこと

筋トレを初めて9か月くらいがたった。当初1回もできなかった懸垂が10回は平気でできるようになってきたので、そこまでにやったことと変化を書いておく。

懸垂10回できるまでにやったトレーニン

今は懸垂が10回出来るようになったが、最初は全く懸垂ができなかった。足がつくくらいの高さのバーにつかまって、からだが少しも動かないレベルである。なので、ジムにあったラットプルダウンでトレーニングを始めた。トレーニングの回数は週に2回。

最初は40㎏×10回を3セットできることを目安に行った。フォームはyotubeのShoFitnessさん

www.youtube.com

スマートログなどで確認した。

それに合わせて、近所の公園の鉄棒で斜め懸垂を限界まで、背中のトレーニングの日には行った。

40㎏10回3セットが問題なくできるようになったところで、斜め懸垂に代わって補助を入れての懸垂を行った。通っていたジムには懸垂の補助ができるマシンがなかったので、近所の公園にあった鉄棒で”ジャンプして捕まり、ゆっくり降りる”を限界まで背中のトレーニングの日に行うことにした。

そうするとしばらくして懸垂ができるようになってきた。ただ、最初のうちは3回が限界くらいである。そこで次にラットプルダウンの重量を増やすことにした。

メニューを54㎏×5回5セット。そのあとに補助的に懸垂限界×3セットを行うという形に変えた。

それから3か月くらいで懸垂10回が難なくこなせるようになった感じである。

懸垂10回できるようになる、 食事

もともと52㎏くらいの痩せ型だったので、懸垂が10回出来るようになるまで、特に決まった食事をとるなどは行わなかった。3食普通に食べてプロテインを合間に飲む。それくらいで問題なかった。 

懸垂10回できるようになった 体の変化

懸垂10回ができるようになった後の体の変化であるが、体重はトレーニングを始めた最初のころに比べて7㎏程増えた

52㎏→59㎏というくらいである。おそらく脂肪もしっかり増えている。

見た目に関してはそれほど大きな変化はない。いきなり逆三角形になったり、厚みがでたりなど、俗にいうかっこいい見た目にはならっていない。

正面から見たら少々大円筋の部分が目立つようになった程度だろうか。懸垂10回がでても特に体に変化はない、なかなか大変である。

まとめ 懸垂10回 実際は気が付いたら出来るようになっているレベル

改めて懸垂が10回できるまでに何をやったのか振り返るためにまとめみた。だが、正直なところ、気が付いたら出来るようになっていたというのが思うところである。これくらいだったら。定期的にトレーニングをしてしっかり食事をとっていたら特に気にせずともなれるレベルだろう。

ここから先が大変そうだ。コツコツやっていこう。

 

自重筋トレ100の基本 (エイムック 2630)

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了。

 

新大久保ミルハでビリヤニを食べた

 新大久保にミルハというパキスタン料理屋ができたというのことで、食べに行った。場所は新大久保駅から早稲田方面に少し歩いたところにある。俗にいうイスラムストリートのあたり、ナスコフードコートから歩いて5秒くらいのところにある。

 まだ改装中という感じでシンプルな店内。お店に入ると堀の深いお兄ちゃんに「どうぞー」といわれ奥へと案内される。

 客層はネットを見てきた人が多いのか日本人が多め。その辺で働いていそうなサラリーマン風の若い男性から、カレー好きのようなエスニックな服装を身にまとった女性まで、たくさんいた。

 しばらくするとメニューが出てくる。まだオープンしてすぐということでそれほどメニューは多くない。

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メニュー

 頼んだのは、狙っていたビリヤニ750円。チキンとマトンの2種類、マトンを選ぶ。10分ほどするとテーブルに運ばれてきた。待ち時間もほとんどない。

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マトンビリヤニ

 パラパラのバスマティライス、歯ごたえのあるマトン。そしてスパイス。750円で食えるのならアリである。

 がつん! とスパイスと濃い味が来る。ただ、これだけだと飽き奇想なのだが付け合わせのラクタというヨーグルトと野菜の和え物がいいコンビネーションを醸し出している。

 バスマティライスにかけて混ぜる。そうするとさっぱり。また違う面を見せる。量が多かったので、食べきれるのかと思ったが、問題なく完食できてしまった。また食べに行きたい。

 

ビリヤニがなんだ、って思う人はこの記事がおすすめどす

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