いつみても適当

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2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さつまいもを絶叫する男に出会った

中野駅近くの路地を歩いていると、前から耳を疑うような声が聞こえてきた。 「なに!?さつまいも!!え!?さつまいも!?」 ベージュ色のダッフルコートにツーブロックヘアー、おしゃれな風体をした若い男性が大声で叫んでいた。声には怒気も含まれており…

クリスマス、僕は新井式抽選機に球を詰める仕事をしていた。

数年前のクリスマス。僕は新井式抽選機に球を詰める仕事をしていた。新井式抽選機、何のことかわからないという方はグーグル先生に質問してみてほしい。簡単に言えば抽選会のガラガラするやつだ(新井卓也さんという人が考えたらしいぞ!)。 僕は当時大学の…

遺品整理バイトの思い出1 揃うやつらは曲者ぞろい

私は過去に一度だけ、遺品整理のバイトをしたことがある。遺品整理というと何かわからない方もいるかもしれないので、簡単に説明する。 とても簡単に言えば、故人のおうちに残った物品を整理する仕事だ。もちろん、個人といってもいろいろあって、病院で亡く…

気づいたら寿司打と会話していた

仕事柄人と会話をすることがあまりない。そんな状況がよほどこたえたのか、私は最近つい「寿司打」と会話してしまっている自分がいることに気がついた。 寿司打が一体何なのかよくわからないという方もいるかと思うので説明する。簡単に言ってしまえば、ブラ…

今日もエクセルシオールカフェで”ティー”が頼めない

皆さんご存知の通り、エクセルシオールカフェはドトールコーヒー系列のコーヒーチェーン店だ。 一番安いメニューでも300円くらいと少々お値段はお高めだが、wifiは普通に使えるし電源が使える席がある店も少なくない。非常に便利だ。かくいう私もお仕事の時…

駅員の田中さん(仮名)に言いたくても言えなかったこと

幸いにも満員電車とはそれほど縁がなく過ごせているので、剛のものではないけれども(通な人は鉄道ファンを剛のものと呼ぶらしいぞ)電車に乗っていると、いい知れず楽しさやノスタルジーのようなものを感じる。 電車がいい感じに古びていたり、普段知らない…

5歳の時、私はニューハーフに股間をもまれた

突然だが、私はニューハーフに股間をもまれたことがある。ガキの使いの罰ゲームのように、激しく情熱的にではない。優しく、ソフトに、だ。 こんな風に書くと、生えている人がお好みの通なやつなのか、と思われるかもしれないが、私はそこまで通ではない。普…

売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ レビュー 渡鹿野島の現状がわかる一作

最近読んだ本の感想おば 売春島とも呼ばれ、かつては性風俗産業で栄えた三重県渡鹿野島(わたかのじま)が舞台。 性風俗などの分野でルポライター、ノンフィクション作家として活動をしている、高木瑞穂さんが、その実態に迫った一作だ。 性風俗を主な生業に…

ワセダ三畳青春期 こんなところで暮らしてみたい......かもしれない

最近読んだ本のレビューを。 クレイジージャーニーでもおなじみ、辺境作家高野秀行の若かりし頃を描いた一作。細かい名前は忘れたが、初版からしばらくして、酒飲みの書店員たちが作ったという酔狂な賞を受賞し話題に。2017年には集英社で文庫化された。 根…