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悲報 しをちゃんと僕が最終回らしい

最近気になって読んでいたウェブ漫画の一つが「しをちゃんと僕」だ。

ポンコツな不死者”死を失いしもの”ことしをちゃんと、小学生の少年が物語の主役。

しを失ってしまったがゆえに人並みの恐怖や痛みを失い、それゆえに生まれてしまった彼の残念な姿に小学生の少年が的確な突込みを入れるというシュール系のギャグマンガである。

ウェブ漫画によくあるかなり攻めた設定ではあったのだが、作者のT長市の独特の絵柄と、ちょっぴりエスプリの聞いた作風によって、でおちにならずちゃんとしたコメディ漫画になっていた。

死に対する恐怖やそれに付随する痛みや苦しみといった感情が欠如しているため、しょっちゅう階段から落ちて死ぬ、料理中に腕を切断するといった、なにやら妙にリアリティのあるギャグが秀逸な漫画であった。

こうした内容以外にもギャグネタのところどころに見える歴史的な知識とかちょっとした語学の知識など作者T長氏の少し変態チックな(いい意味で)興味関心がちょこっと垣間見える一瞬も楽しい作品だった。

そんな個人的に気になっていた漫画が来週の更新をもってついに最終回を迎えるらしい。

web漫画の宿命ともいえるがやはりこの作品も終了が速い。比較的長期で続けているものというと、昨今のweb漫画人気の流れを作ったone氏のワンパンマンと、いい意味で劣化版刃牙といわれるケンガンアシュラくらいではないだろうか。

個人的には昨今の漫画村などの違法サイトと戦うためにももう少し、ウェブ漫画の分野を育ててもいいんじゃないかなぁと思ったりするわけだが、実際のところどうなのだろうか。

何はともあれしをちゃんと僕の最終回がどうなるのか、楽しみである。