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ネットフリックスのドラキュラ伯爵がとてもよかったぞ

ネットフリックスで2020年1月から配信されている「ドラキュラ伯爵」を見た。ネットフリックスのお家芸とも入れるポリティカルにコレクトな話も微妙に入れつつも、もとのドラキュラ伯爵の内容をうまく生かし現代ナイズした作品だった。

大まかなあらすじはドラキュラの宿敵であるヴァンヘルシングの家系に生まれた修道女、アガサ・ヴァンヘルシングが暮らす修道院にドラキュラの被害を受けた不死の男とが流れ着いたところから始まり、紆余曲折を経て、現代で雌雄が決するといった感じ。

元々ドラキュラといえば、ニンニクや十字架が苦手だったりと様々な迷信があるのだが、それが果たして彼にとって何の意味を持つのか、それが次第に明らかになっていくさまが面白かった。

あとは、ホラーらしいというか、死を恐れぬ不死の怪物であるドラキュラが容赦なく定命のモノたる人間の命を持て遊んでいくさまとそれにあらがいつつも、どうにもできなく命を落とす人間の描かれ方が実に容赦がないのもいい。

ヴァンヘルシングも超常的な力を使い、立ち向かうのではなく、ただただ、ドラキュラの恐ろしさ奔放さに翻弄されていく。だからこそラストシーンも意味あるものになっているのだろう。

一本は映画くらいの長さだが、3話ほどで完結している。休みの間にちょこちょこ見れれば十分楽しいやつだろう。おすすめ。