お金稼ぐのつらい、と思った時に読むのをお勧めする本
どうも、お金稼ぐのってつらいですよね。僕はちょっと辛いです。お金って生きていくのに必要ですが、本が読みたければ図書館に通えばいいし、別に日本だったらコンビニスーパーもあるし、野草もとれる、生きていくのにそれほど莫大な食費がかかるわけでもありません。
ただ、家賃にその他もろもろ生きていくにはお金が必要。ただ、必要なお金を稼ぐためだけであれば、確かにそれほど働かなくてもいいのかもしれませんが、実際そうはいきません。
気軽に働くことなんてなかなか難しいですしね。しかも社会的信用というものも関わってきます。正直そんなものぶっちぎってしまえば生きるのが楽になるのかもしれませんが、そんなにことはなかなか気軽にできるわけではない。
というわけで突き詰めてしまうといろいろ悩みが出るわけで。そんな悩みを解決したい、あるいは一時的につらい気持ちから解放されたいというときに呼むことをお勧めしたい本をご紹介したいと思います。
個人的にちょこちょこ見つけたり書いたりしているので、随時追加していこうと思います。
大原片理 年収90万円で東京ハッピーライフ
最近話題の作家、大原片理さんが初期に書いた本。
ハウツー本というよりは実際に年収90万程度でほとんど隠居のようにして生活されている大原さんの生活録のような内容です。
大原さん自体はこの生活を楽しんでいるようなので、お金を使わないための苦闘のようなものは文章からにじみ出ているわけではありませんが、
生活費の抑え方
料理
その他もろもろ(年収90万円の税金の話など)がつづられており、参考になります。
全体的に明るい文体で読み物としても面白いのでおすすめ。
山崎寿人 年収100万円の豊かな節約生活
こういう、貧乏ながらも幸せなライフスタイル本、生き方の伝道者のパイオニアともいえるのが山崎寿人さんではないでしょうか。
東大卒。大手メーカーで広報を担当したり、参議院議員のそばについたりとエリート街道まっしぐらかと思いきや、会社を辞めいきなりプー太郎のような生活に。
会社を辞めた時の数千万近い貯金額や、親御さんから譲り受けたマンションがある、という点ではなかなか一線を画すプータローではあります。
ただ、山崎さんがほとんどお金をかけず、幸せそうに暮らしているのは、おそらく事実。
節約しつつもいかに豊かに生きるか、仮にお金がなくとも人間は脳を働かせることができれば十分幸せに生きていけるのだということを教えてくれる一冊です、
伊藤洋志 ナリワイをつくる 人生を盗まれない生き方
京都大学大学院で民俗学を学んでいた著者伊藤さんならではの視点が光る一作。
昔の日本人の生き方をヒントに、自分が無理せずできる”小商い=ナリワイ”を複数作り、資本主義社会の荒波にのまれず、無理をせずに生きていこうと提唱しています。
伊藤さん自身京都大学というバックボーンがありますし、活動家としてもいろいろなことをされていたよう。こちらも山崎さんと同様、そこまで深堀してしまうと一般化は宿しづらいのですが、生きるための気づきを得られる本です。
例えば、都市で暮らしていてもバイト 低額で転売(あるいはいらないものを売る) ウーバーとかやる 好きなことで小さくお金を稼ぐ(イベントをやる、グッズを作る 文章を書くとうとう)なんて応用させることが出来そうですよね。
脱資本主義宣言 鶴見済
完全自殺マニュアルなどを手掛けるフリーライター鶴見済さんが書いた一作。鶴見さんのこれまでの内容と比べると学術書に近い形で、資本主義の不合理な部分についてかなり批判的に書かれているいっさくです。少しむずかしめな本なのですが、単に生活に生かすというだけでなく、もう少し思索を進めていきたいという風に思った方におすすめ。
しょぼい起業で生きていく えらいてんちょう
イベントバーエデンやしょぼい起業コンサルタントなどとして活躍するえらいてんちょうさんが書いた一作。
起業と言えば、ホリエモンやイケハヤ界隈を思い浮かべ、起業=お金稼ぎ、なんてことにもなりがちですが、本書は生きるために起業をする道を提示するものになっています。
これを読んですぐに起業できるようなハウツー本ではないですが、考え方に気づきを与えてくれるでしょう。
ゼロから始める都市型狩猟採集生活 坂口恭平
最近ではアルバムを作ったり、小説を書いたり、絵を売ったりと多種多様な活躍をされている作家坂口恭平さんの初期の一作。
社会の落後者ともいわれる、思われることも多い、ホームレスの方たちの暮らしを都市の幸を狩猟、採集している人々と読み替え、新たな生き方を考えさせてくれる本です。
社会には健全に動かすために法律というものがあるので、一概には言えませんが、こういう生き方も幸せになる、お金を使わない、という覚悟があれば何とかなるのかもしれません。
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